ブランド・プロパティは式を使用して参照されます。
式は左から右に評価され、ピリオドの左側にある各プロパティは、ピリオドの右側にある名前で評価される必要があります。次の例では、authorは現在のコンテンツ・アイテムのプロパティでbioというプロパティを持つコンテンツ・アイテムを参照しており、これがhometownというプロパティを持つ他のコンテンツ・アイテムを参照しています。
<pcs:tag property="author.bio.hometown">
重要:ポートレット・プロパティ・テンプレートのプロパティ名を変更した場合、関連付けられたポートレット表示テンプレートにある参照もすべて変更する必要があります。
プロパティ名においてシステムが一意のものとして処理するのは、アルファベット(a-z)と数字(0-9)です。これ以外のすべての文字(記号類や空白)はアンダースコア(_)に置換されます。プロパティ名では大文字と小文字は区別されません。たとえば、次のプロパティ名はすべて同等になります。
Don't say"never"
don't-say!NEVER!
DON T SAY+never
don_t_say_never_
属性値は、HTMLまたはXMLと同様に、一重引用符または二重引用符で囲む必要があります。
<pcs:value property="dog">(有効)
<pcs:value property='dog'>(有効)
<pcs:value property=dog>(無効)
式で使用できるのは、システムによって事前定義された関数に限られます。
関数 |
パラメータ |
戻り値 |
itemByPath(path) |
path: 文字列 |
pathによって識別されるコンテンツ・アイテム。 |
folderByPath(path) |
path: 文字列 |
文字列pathで識別されるフォルダ。 |
objectByUid(uid) |
uid: 文字列 |
UIDで識別されるオブジェクト。 |
スラッシュで始まる場合、パス(path)はブランドのルート・フォルダからの相対位置になります。スラッシュで始まっていないpathは、渡されるフォルダ(folder)パラメータからの相対位置になります。folderパラメータがない場合、pathは評価されるテンプレートを含むフォルダからの相対位置になります。
uidパラメータは、ブランド・エンジンから取得される固有識別子(UID)の文字列です。
関数では、次に示すシステム定義プロパティを使用できます。
例 |
<pcs:value expr='itemByPath("/News/Headlines")'>**Expression Failed **</pcs:value> <pcs:value expr='itemByPath("/News/Headlines").modified'>**Expression Failed **</pcs:value> |