コンテンツ・ソースについて

コンテンツ・ソースを使用して外部のコンテンツ・リポジトリにアクセスすると、ユーザーがコンテンツ・クローラを使用したりドキュメントを提出することによって、コンテンツをポータルにインポートできます。各コンテンツ・ソースは、ドキュメントのリポジトリにアクセスするように構成されています。たとえば、保護されたWebサイトのコンテンツ・ソースを設定すると、そのサイトへのアクセスに必要なWebフォームへの入力を行うことができます。

このトピックでは次の項目について説明します。

コンテンツ・ソースなどの管理オブジェクトの作成または編集については、こちらを参照してください。

Webコンテンツ・ソース

Webコンテンツ・ソースを使用すると、ユーザーはWebコンテンツ・クローラを使用したり、Webドキュメントの提出を行うことによって、Webからポータルへコンテンツをインポートできます。

ポータルをインストールすると、World Wide Webコンテンツ・ソースが作成されます。このコンテンツ・ソースを使用すると、保護されていないすべてのWebサイトにアクセスできます。

Webコンテンツ・ソースのエディタについては、次のエディタに関するページへのリンクを参照してください。

リモート・コンテンツ・ソース

リモート・コンテンツ・ソースを使用すると、ユーザーはリモート・コンテンツ・クローラを使用したり、リモート・ドキュメントの提出を行うことによって、外部のコンテンツ・リポジトリからポータルへコンテンツをインポートできます。

一部のクローラ・プロバイダはポータルとともにインストールされるため、ポータル・ユーザーがすぐに使用できますが、その他はユーザーが手動でインストールとセットアップを行う必要があります。たとえば、Oracleでは、次のクローラ・プロバイダが提供されています。

注意: クローラ・プロバイダの取得については、Oracle Technology Network(http://www.oracle.com/technology/index.html)を参照してください。クローラ・プロバイダのインストールについては、Oracle WebCenter Interactionインストレーション・ガイド(Oracle Technology Network、http://www.oracle.com/technology/documentation/bea.htmlで参照可)またはクローラ・プロバイダに付属のドキュメントを参照するか、ポータル管理者にお問い合せください。

リモート・コンテンツ・ソースを作成するには:

  1. クロールのプロバイダをポータルのコンピュータまたは別のコンピュータにインストールします。
  2. リモート・サーバーを作成します。
  3. クローラWebサービスを作成します。
  4. リモート・コンテンツ・ソースを作成します。

リモート・コンテンツ・ソースのエディタについては、次のエディタに関するページへのリンクを参照してください。

次のクロール・プロバイダがインストールされている場合、少なくとも1ページがリモート・コンテンツ・ソースのエディタに追加されます。

コンテンツ・ソースの保護およびそれらの関連ドキュメント

ユーザーは与えられた権限に応じて、コンテンツ・ソースからドキュメントを表示、提出またはクロールできます。

アクション

必要な権限

ポータルにインポートされたドキュメントへのアクセス

  • ディレクトリ内のドキュメント・リンクの読取りアクセス権
  • リンクが格納されているディレクトリ・フォルダの読取りアクセス権
  • ドキュメントのインポートに使用されたコンテンツ・ソースの読取りアクセス権
  • (ドキュメントがゲートウェイ処理されていない場合)ソース・リポジトリにあるドキュメントへのアクセス権限

ポータル内のドキュメントのクロール

  • ドキュメントをクロールするディレクトリ・フォルダの編集アクセス権
  • コンテンツ・クローラを作成する管理フォルダの編集アクセス権
  • コンテンツ・ソースの選択権限
  • アクセス管理のアクティビティ権
  • コンテンツ・クローラ作成のためのアクティビティ権
  • コンテンツ・クローラを実行できるジョブの選択権限、またはジョブ作成のためのアクティビティ権、さらに、自動化サービスに登録された管理フォルダの編集アクセス権

ポータルへのドキュメントの提出

  • ドキュメントの提出先のディレクトリ・フォルダの編集アクセス権
  • ドキュメントの提出をサポートするコンテンツ・ソースの選択権限
  • (関連するコンテンツWebサービスがブラウズをサポートしない場合)ドキュメントへのパスに対する認識

機密情報にアクセスするコンテンツ・ソースの場合、このコンテンツ・ソースに対するアクセス権限および前述の表にリストされている追加の権限をユーザーに与えると、このユーザーはコンテンツ・ソースによって偽装するユーザーとして、すべての情報にアクセスできるようになるため、注意が必要です。このため、アクセスするリポジトリは同じでも、異なる認証情報を使用したアクセスを可能にするために、各ユーザーに対して複数のコンテンツ・ソースを作成する必要があります。

コンテンツ・ソースの削除

ポータルへのドキュメントのインポート元であるコンテンツ・ソースを削除すると、ドキュメントへのリンクは残っていても、ユーザーはこれらのドキュメントにアクセスできなくなります。